2021/8/20 ライチ風味のコーヒー
またまた面白い豆が入荷しました。

完売しました。
ありがとうございました。

*コロンビア/エル・パライソ農園 "アナエロビック・ライチ"
「嫌気性発酵」という特殊な精製プロセスにより生み出されるライチ・白桃・バニラ・イチゴチョコのようなフレーバー。ビックリしたい方に。
生豆240g/1,850円(税込1,998円) 浅煎り 限定20個

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アナエロビック= anaerobic= 嫌気性発酵 →要は「空気に触れさせずに発酵させる」ということです。

コーヒー豆の精製におけるプロセスの一つに「発酵」があります。収穫したチェリーの果肉を除去した後、一度「発酵槽」に浸けてから表面のヌメリを取る為に水洗いします(ウォッシュト)。この発酵槽のタンクを密閉し、豆に働きかける微生物(酵母)をコントロールすることで通常とは異なる様々なフレーバーを生み出すことが出来るそうです。まぁバイオの力ですね。酒蔵によって住みついてる酵母の質の差で日本酒の味わいに違いが出るようなものでしょうか。

このように通常とは異なるプロセスを経て作られるコーヒーである為、当然研究開発や設備投資にかかるコストがかかります。また安定した商品になるまでに時間も要することでしょう。その甲斐あって近年COEを受賞する豆も出たりと業界でも注目されてきています。

この農園ではチェリーの状態時に18度の温度下で48時間、更に脱果肉後19度の温度下で96時間、2回の嫌気性発酵を行なっているそうです。また水洗いや乾燥の工程でも様々な工夫をし、ライチの他にレッドプラムやライムのフレーバーもコンスタントに作れるとか。いろんな技術が進歩していますね。

結構ビックリするくらいライチです。甘みもしっかりあり。紅茶っぽい雰囲気も。焦がしたく無いので焙煎は浅煎りです。酸味が強ければ「湯温高め・蒸らし短め」で抽出してみて下さい。ぜひお試しを!



by kunicoro | 2021-08-21 01:24 | 限定メニュー
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